ピペットガイド96は96ウェル（穴）のマイクロプレートやPCRプレート、マイクロチューブラック等をiPadの上に置き、穴の底を光らせるアプリです。
化学・薬学・生物学・医学・検査・食品衛生管理等でピペッティング作業を行う方を補助します。
様々なパターンで光らせることが可能で、ピペッティング作業が楽になります。
穴が96個あっても迷うことなくピペッティングを行えるようになります。
操作中の動画はこちらです。iPadは実験用のディスポーザブル手袋を付けた状態でもタッチできるので無菌操作等にも使用できます。
http://youtu.be/a7LHJTBRQEs
ANSI/SBS Microplate Standards で規定されている96ウェル-マイクロプレートや、8連のマイクロチューブを置くPCRプレート等に対応しています。（ 現在流通している96ウェル-マイクロプレート製品のほとんどがこの規格に対応しています。また、生物学等で使用するPCRプレートのほとんどの製品がこの規格に対応しています。384well/48well/24wellタイプもリリースしています。 http://www.sciencef.com/app/PipetteGuide/ )
ピペットガイド96には大きく分けて以下の8つのモードがあります。
（各モードごとにマイクロプレートを置く枠が表示されるのでその位置にプレートを置いてください。）
「プレート1枚 direct 」モード
「プレート1枚 simple」モード
「プレート1枚 basic 」モード
「プレート1枚 automatic」モード
「プレート2枚 simple」モード
「プレート2枚 basic」モード
「プレート2枚 automatic」 モード
「プレート1枚 reference 」モード
「プレート1枚 direct 」モードは無料で使用可能です。
他の7つのモードはアプリ内課金によるロック解除で使用可能になります。
各モードの共通機能として光の色（well color）、背景色（background color)、操作音選択（sound）機能があります。
各モードの詳細
「プレート1枚 direct モード」
96個の穴に対応した96個のボタンが配置されています。各ボタンを押すと該当の穴が光ります。
multi-selectをオンにすることによって複数選択も可能です。
「プレート1枚 simple」モード
ボタンの押しやすさを重視したモードです。
単一（spot）・横（horizontal）・縦（vertical）・縦横両方（crossing）のパターンで光らせることができます。
「プレート1枚 basic 」モード
縦・横の各行列を直接選択できるモードです。
multi-selectをオンにすることによって複数選択も可能です。
「プレート1枚 automatic」モード
自動で光を移動するモードです。
毎回ボタンを押す必要がないのでスムーズにピペッティングを行うことが可能です。
移動速度はautomatic設定ボタンによって1秒から60秒の間で調節可能です。
単一（spot）・横（horizontal）・縦（vertical）・縦横両方（crossing）のパターンで光らせることができます。
「プレート2枚 simple」モード
マイクロプレートを2枚並べて使うことができます。
sync設定ボタンによって上下それぞれのプレートの光を同期することができます。
sync p1 to p2 または sync p2 to p1 に設定すると片方のプレートのボタンを操作することにより、もう一方のプレートの同じ場所を光らせることが可能です。
単一（spot）・横（horizontal）・縦（vertical）・縦横両方（crossing）のパターンで光らせることができます。
「プレート2枚 basic」モード
2枚のプレートの縦・横の各行列を直接選択できるモードです。
画面サイズの都合上、初期状態では上部の設定バーが隠れています。左中段の設定ボタンを押すと設定バーの表示/非表示を切り替えることができます。
sync設定ボタンによって上下それぞれのプレートの光を同期することができます。
sync p1 to p2 または sync p2 to p1 に設定すると片方のプレートのボタンを操作することにより、もう一方のプレートの同じ場所を光らせることが可能です。
multi-select をオンにすることによって複数選択も可能です。
「プレート2枚 automatic」 モード
2枚のプレートで自動で光を移動するモードです。
毎回ボタンを押す必要がないのでスムーズにピペッティングを行うことが可能です。
移動速度はautomatic設定ボタンによって1秒から60秒の間で調節可能です。
単一（spot）・横（horizontal）・縦（vertical）・縦横両方（crossing）のパターンで光らせることができます。
「プレート1枚 reference 」モード
ウェルの番地とサンプル名が記載されたファイルを読み込むことにより、各ウェルに入っているサンプル名を表示することができます。
このウェルに入っているサンプルは何か？このウェルにはどのサンプルを入れるべきか？といったことが簡単にわかるようになります。
読み込むファイルの例
A, 1, sample1
A, 2, sample2
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H, 11, sample95
H, 12, sample96